医療機器のご紹介

血液検査機器(血球計算)

写真 白血球、赤血球、血小板に関連する数値を数分で出してくれます。
ただし、数値だけでわからない部分は血液塗沫標本を作製し、人の目で補う必要があります。

血液検査機器(生化学検査)

写真 血糖値、蛋白、脂質、肝機能、腎機能等々を測定する機械です。
血球検査とあわせて血液検査の中心となります。
どうしてこの値が変動しているのか?・・・獣医師がそれをよく考える必要がありますが、非常に多くの情報を与えてくれる検査です。
2016年3月に新機器を導入し、測定可能な項目数が増えました。

血液検査機器(ホルモン測定)

写真

血液生化学検査機器とあわせて新しく導入致しました。
今まで外注検査に依頼しご報告にお時間をいただいていたものが、院内でお待ちの間にご報告できるようになりました。
測定できるのは甲状腺ホルモン(TSH,T4)とステロイドホルモン(コルチゾール)です。
猫の甲状腺機能亢進症、犬の甲状腺機能低下症、副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)、副腎皮質機能低下症(アジソン病)の診断に役立ちます。

レントゲン

写真 主要な画像診断にはレントゲンと超音波がありますが、それぞれの検査には利点・欠点があります。レントゲンの良いところは呼吸器、骨・関節の病気や、腹部のガスの観察などに優れているところです。

レントゲン(CR)

写真 現在では一般的になりましたが、当院もようやく導入することができました。
これからは撮影したデータを診察室のモニター画面でご説明できるようになります。
今までのように現像する必要がないため、お待たせする時間が大幅に短縮されます。

超音波診断装置

写真 超音波検査の大きな利点は臓器の内部断面や動きがみえるところです。
主な対象は心臓や腹部臓器全般です。
心臓機能検査では心筋の厚さ、内腔の広さ、収縮率などの計測や、血液の流れ方等から現在の状態を推測し、治療方針に役立てていきます。
腹部においても臓器の形態や、内部に隠れた腫瘤や貯留物、胃腸の粘膜の厚さや運動性等の情報が、ほとんど痛みもなく短時間で観察できる、非常に重要な検査となります。
基本的には無麻酔で行います。時として絶食や毛刈りが必要になることがあります。
2017年3月に新機種を導入しました。

心電計

写真 主に心臓疾患に対して行う検査です。
聴診器では心音のリズムの乱れはわかりますが、どのような不整脈かはわかりません。
そのような際には心電図検査の出番です。
また、リズムに問題はなくても心筋疾患、心拡大、電解質異常などで波形に変化が現れることがあります。

麻酔モニター

写真 麻酔をかけるということは、飼主さんにとっては非常に心配な処置のひとつです。
その処置を実際に行う私たちも緊張するのはもちろんです。
麻酔中は目で見てわかる症状が出た時は手遅れということも・・・。
体の変化にいち早く気づき、少しでも安全に手術を行うために必要な機械です。